ゲーム制作に集中してください。技術面は Unity が対応します。

軽量レンダーパイプライン（LWRP）

軽量レンダーパイプライン（LWRP）は、ローエンドのハードウェアや、XR などのリソース消費が激しいアプリケーションや、モバイルなどのプラットフォームで高いパフォーマンスを実現します。

LWRP では、ゲームのドローコールの回数、オーバードロー、帯域幅を低減することによってパフォーマンスが改善されます。ライトは数回に分けてシェーディングされます。パイプラインで深度プリパスを回避できる場合もあります。レンダリングは、メインデバイスのメモリへの読み書きコストを最小限に抑える方法で行われます。

LWRP は、現在すべての VR プラットフォームでサポートされています。

2D ワールド構築ツール（Sprite Shape/タイルマップ）

Sprite Shape を使うと、ビジュアルで直感的なワークフローにより、豊かな自由形状 2D 環境を Unity 内で直接作成し、好みに合わせて装飾できます。このツールは、所定の角度範囲に基づいてスプライトをスプラインパスに沿って動的にタイル表示します。

タイルマップを使うと、スプライトを組み合わせて 2D レベルを素早くレイアウトして作成でき、レイヤーの順序、タイルマップのコライダー、アニメーション化されたタイルなどのプロパティを制御できます。正方形、六角形、等角法のどのタイルのゲームを作成する場合でもタイルマップを利用できます。

2D グラフィックス

Pixel Perfect を使うと、各種デバイスのさまざまな解像度で完全にレトロな外観を簡単に実現できます。また、2D Animation ではスプライトリギングとスケルタルアニメーションのワークフローが提供されます。

• Pixel Perfect Camera
• 2D Animation（2D PSD インポーター付き）
• 2D IK（Inverse Kinematics）

ベクターグラフィックス

ベクターグラフィックスインポーターを使うと、スプライトに SVG ファイルを使用できます。モバイルゲームに使用することで、スプライトが明るくなる、デバイスの解像度に関係なくシャープな画像が得られる、スプライトの出力解像度を気にする必要がないために制作が簡単になる、などの多くのメリットがあります。

ARM64、Metal 2、Vulkan など

最新のグラフィックス API とモバイル最適化のサポート：

• Vulkan は次世代のグラフィックスおよびコンピューティングの API であり、PC やコンソールから携帯電話や組み込み用途のプラットフォームまで、多種多様なデバイスで使用される最新の GPU に対して、高効率でクロスプラットフォーム型のアクセスを可能にします。
• ARM64-bit を使うと、64 ビット Android アプリや自作のゲームで 4 GB を超えるメモリ空間をアドレス指定できるため、パフォーマンス上のメリットが得られます。
• Metal 2 で HD レンダーパイプライン（HDRP）および LWRP を使用できるようになりました。
• Memory Profiler は、あらゆるサイズのプロジェクトをプロファイリングする統一ソリューションであり、パフォーマンスを最適化するための実用的な情報を提供します。
• Addressable Asset System を使うと、実行時に必要になったときにアセットが要求されるため、アプリのダウンロードサイズがはるかに小さくなります。

Data-Oriented Technology Stack（DOTS）

DOTS を使うと、複雑なプログラミングに悩むことなくゲームで最新のマルチコアプロセッサーをフルに活用できるようになる「デフォルトで高度なパフォーマンスを」が実現されます。ゲームがより高速に実行され、修正するバグが減り、モバイルプレイヤーとそのデバイスにもメリットがあります。DOTS には以下の機能が含まれています。

• マルチスレッド対応コードを効率的に実行するための C# Job System。
• デフォルトでハイパフォーマンスなコードを記述するための Entity Component System（ECS）。
• 高度に最適化されたネイティブコードを生成する Burst コンパイラー。

スクリプタブルレンダーパイプライン（SRP）

SRP を使うと、レンダリングプロセスをターゲットプラットフォームに合わせてカスタマイズすることで、ゲームのパフォーマンスを特定のハードウェア向けに最適化できます。

また、大量のコードを理解しなくても最新のハードウェアや GPU のパワーをフルに活用できます。

デジタルコンテンツ制作の統合

Unity はシームレスなデジタルコンテンツ制作の統合のために以下の機能を提供しています。

• Model Importer は、Autodesk® Maya® や互換性のあるデジタルコンテンツ制作からエクスポートされた物理カメラのプロパティを保持します。
• Unity でのカメラは他のデジタルコンテンツ制作でのカメラと完全に適合します。他のコンポーネントや手動での FOV の計算は必要ありません。
• Unity のレコーダー機能では、アニメーションクリップを録画して、お気に入りのデジタルコンテンツ制作アプリケーションに（FBX を使って）エクスポートできます。
• 3ds Max や Maya などの製品と Unity との間のシームレスなアセットインポート機能。連携に優れたワークフローによって、プラットフォーム間でプロジェクトの変更内容を安全にマージできます。

シネマティック（Timeline/Cinemachine）

Cinemachine のスマートカメラのスイートを使うと、カメラを再度アニメーション化する必要がなくなります。創造力を注ぎ込む必要があるのは、アクションを見事にフレーミングすることだけです。

Cinemachine では、シーンの構成とインタラクションに基づいてカメラの動作が自動化されていて、最高のショットがダイナミックにトリガーされます。その結果、面倒な調整ややり直しをすることなく、最高のタイミングで最高のショットが得られます。

Timeline を使うと、豪奢なシネマティックコンテンツ、カットシーン、ゲームプレイのシーケンスを制作できます。

Shader Graph

Shader Graph を使うと、シェーダーを視覚的に作成できます。コードを記述するのではなく、グラフネットワークでノードを作成して接続します。グラフ内でノードを変更すると即座に反映されるため、初心者でも簡単にシェーダーを作成できます。